それも半端じゃなく、下手をすると週3日ぐらい名古屋にいる。いつもは新幹線で東京と往復するだけ、もしくは、ビジネスホテルと往復するだけの毎日だが、先日少し時間があり、オアシス21というバスターミナルの天蓋が名所となっている複合施設を観に行った。
2002年竣工。
大きなイベントスペースの上に唐突に屋根が。しかも、屋根の上には水が張ってあり、光を反射しキラキラしている。聞くと、現在の名称は『水の宇宙船』だが、コンペの段階では空を飛ぶクジラをイメージしており、初期の提案書には、そのままクジラが宙に浮いているイメージで描かれていたらしい。
2000年前後の建物は、空間を豊かにつかったバブリーな建物が多いが、これもその一つだろう。今、こういった建物ができるかというと、なかなか難しいかもしれない。
時代の遺産としては悪くないが、50年、100年というスパンで存在できるかどうかは怪しいだろう。建物って言うのは、世にある製造物の内で、かなり長命の部類に入るが、それでも1世紀というのは果てしない長さを持っている。
原子力の10万年(1000世紀!)という単位に対して、感情的にしか議論できないのは尤もだが、闇雲な反対は意味が無いように思える。と、飛躍した感想を持った、名古屋の夜だった。
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