2013年2月8日金曜日

繰り返される悲劇:4K

ダメに決まってるじゃん。3Dの失敗に全く懲りてない人がいるらしい。

テレビというプラットフォームはフルHDで完成したと思って良い。それ以降は付加価値とも言えないような余計な価値だろう。少なくとも3Dでほとんどの人がそれに気付いたと思うが、懲りずに4Kとは恐れ入る。

3Dも4Kも大画面で見るから意味がある。でも日本の住宅には大画面を置く余裕はほとんどない。コンテンツの問題も大きい。どちらもコンテンツ制作には通常よりもコストが掛かる。そんな特別料金を回収する仕組みもないし、高いカネを払うだけの付加価値を感じる人も少ないだろう。4Kに至ってはもっと悲惨だと思う。

フルHDで200万画素、4Kだと800万画素だ。800万画素の動画を見たい人はいるだろうか?

通常、画面に動きがあるほど、認識できる画素数は少なくなる。800万画素クラスのチョットした動画は、2000万画素クラスの静止画ぐらいの綺麗さだろうか。静止画で比較すると、500万画素と2000万画素の違いを、数m離れた場所から見極められるか?という非常に微妙な問題になってくる。

そして、そんなに微妙な違いを、高いデバイスを使って、高いコンテンツを買ってまで見たいのか、という問題だ。あり得ないと思う。

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