2013年3月13日水曜日

深夜食堂の覚悟

深夜12時から明け方7時までしか開けない「めしや」。メニューも豚汁定食しかない。リクエストがあればできるものなら何でも作ってくれる。そんな食堂に集う人々の他愛もない交流をネタにしたドラマだ。Huluで観れるが、海外ドラマにはない日本的な味がクセになる。

そんな深夜食堂を観ていてふと感じた事がある。このマスターは、すごく大きな覚悟を背負って店を開いているのでは、という事だ。

なにせ営業時間を考えても、客が増える見込みは薄い。そして用意しているオカズは豚汁だけだ。どんな客がくるか分からない。どんな注文がくるか分からない。需要予測なんて、あってないようなもんだろう。かかる費用は明らかだが、生まれる効果は不透明だ。

少なめに仕込んで、売切れ御免という事かもしれないが、あまりにできない、できないと注文を却下してたら、客がいなくなってしまう。そこは違う価値(例えば、居心地の良さとか)を提供してカバーしているのか。よほどの覚悟がないとできないように思う。

そんなどうでも良いことを考えてしまうぐらい、深夜食堂の世界観にハマっている自分がいる。

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