Kozchiが提供する心理状態は、不安に対する安心ではなく、繋がる事に対する安心、とでも言えば良いだろうか。
今まで、商店街といえどもお店同士が明示的に繋がる事はなかった。
かつての日本は心の距離が短く、明示的に繋がる必要はなかったのかもしれない。会社の中でも、飲み会や旅行、運動会など、昔は人々の心が否応なく、ウェットな関係の中で自然に繋がっていたと思う。
翻って今は、全ての関係がドライになり、繋がりは極端に希薄になっている。
それに気付かないフリをして、自然に繋がっていた今までのウェット関係からの脱却を怠り、繋がりを明示化してこなかったことが、現在の閉塞感を助長している原因の一つだと思う。
ドライな人間関係の先導者たる欧米では、パーティや交流会など、意図的に繋がりを明示化する集まりが多く開かれる。また、facebookのようなリアル世界での人間関係を補完するようなサービスが人気を集める。
人間関係が極端にドライ化したのは1990年代後半からだと思うが、そろそろドライ化した人間関係に合わせた仕組みとマインドセットを、我々も持つべきだろう。
そのためにも今後は、明示的に繋がる事を目的としたサービスが必要不可欠だと考えられる。
2010年2月24日水曜日
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