2009年9月23日水曜日

検査技術=調達技術

通常、検査技術はビジネスをドライブすることはないにせよ、生産技術の中でも品質を左右する重要なパーツの一つである。

しかし、建設ビジネスの大部分は取極という「施工量による再委託」で成り立っているため、検査も含めて下請け施工会社に委託している。ゼネコンは、商品としての建物には責任を持つが、パーツの製作責任までは負わない(意識として)。

そして工場製品ならば、検品、検収によって、部品としての品質を確保することが可能だが、現地生産である建設ビジネスにおいては、そこで働く作業員の質に依存する事になる。すなわち、適切な評価に基く調達と現場内におけるコミュニケーションが品質の鍵をにぎる。

つまり建設における品質は、調達技術と施工技術に収斂していくという事だろう。

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