2012年5月25日金曜日

五感シャットアウト

東京の電車で、割と頻繁に遭遇するのが、足を踏まれたり、濡れた傘をなすりつけられたりする事だ。

自分も気づいてないのかも知れないが、感覚的にあり得ないと思っている。

足を踏まれるといっても、例えば満員電車で、靴のコバ部分を踏まれたりするレベルが多く、ガッツリ踏まれるのは年に一回もない。にしても、靴のコバという事は、高さにして5mm程度の段差に足をかけることになるので、普通、気づかない訳がないと思う。

また今、目の前に立っている人もそうだが、濡れた傘が膝や脛の辺りをスリスリしてくる。少し押し返したりもするが、気づいているのか、いないのか。これも、普通であれば、チョットした違和感や引っかかりがあれば、特に濡れた傘の場合には割とすぐに気付く類のもモノだと思う。

先日も近くの喫茶店で、長居している二人の若者に店員が、注意を促すシーンを見た。最近は、お昼時などには、店員が声を掛ける事はよくある。その若者たちは、至近距離で顔を見て注意されているのに、あえて視線を合わせず無視を続けていた。

ハッキリ言って、人としてどうなんだろうと感じたが、割とそういった人は多い。要は、自分に都合の悪い情報には、五感をシャットアウトしてしまうタイプだ。

有名人ではスティーブ・ジョブズがそうだったらしいが、どう考えても、そんなスケールの大きな五感シャットアウトタイプではない。

一般的な社会生活においては、迷惑なだけだろう。そんな人が増えていくと、どんどん住みにくい世界になって行くように思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿