2012年10月10日水曜日

Mt.Takao

高尾山に行ってみた。行こう行こうと思いながら、行けずにいたが、さすがミシュラン三ツ星。あまり日本らしくないおもてなしが、気に入った。

高尾山に行ったのは雨の日。10時から晴れる予定だったので、空の様子を伺いながら、サッと行ってサッと帰ろうと思ってた。…のに、八王子辺りについてもまだ雨降り。近くのショッピングセンターに立ち寄り、買い物をしつつ空待ち。昼頃になって、ようやく雨がやんだので、出発。

高尾山に着くと、意外な人出でビックリした。雨でしたよね?と聞きたくなるほど、人がいた。何とかかんとか車を押し込み、リフトで山頂へ。

イメージは、リフトを降りたら人の少ない山頂が目の前にあって、5分で登頂。やっぱり都会の登山はこうでないとね、なんて感じかなと想像していたが、全然違った。

まず、麓の状況以上の混雑。前日から降り続いた雨を物ともせず、高尾山に向かう人の多いこと、多いこと。下手をすると地方都市の繁華街より人が多い。割としっかり登山ファッションの人もいれば、自分たちのように街歩きの延長の人もいる。どちらも受け入れる希有な山と言えるかもしれない。行きはリフト、帰りはケーブルカーだったが、どちらも満員になっていた。決してハイシーズンとは言えないと思うが、これから紅葉の季節が始まる。その混雑度合いはどれぐらいになってしまうのか?スキー場のリフトでも最近は見られないぐらいの1時間ぐらいの長蛇の列になるのかも知れない。

そして、リフトを降りてすぐ山頂かと思いきや、それも想像と違った。山頂までの往復が4〜5kmぐらい。幾つかの散策路があったが、いずれも結構な登りだった。メインの1号路は薬王院を通るルートで、お参りしながら登る。薬王院がらみの階段だけでも300段ぐらいあり、それ以外にも坂道と階段がある。リフト山上駅が462mにあり、高尾山の標高が599mだから137m昇る事になる。東京タワーの地上から大展望台(120〜150m)の高さに相当する。思ったよりしっかりと山道を都合3時間ほど歩いて、下山。

途中で土産物屋や茶屋があったが、いずれも比較的おとなしいというか、節度が効いていて、嫌な感じの観光地になっていないのが良かった。休憩ポイントごとにメニューが違って、飽きる事がない。散策コースも複数あって、バリエーションが楽しめる。

山と寺院という、日本的でプリミティブな観光資源を最大限に活かしたのが高尾山と言えるかも知れない。日本の観光地の未来がここにある。

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