ここの所、世間を賑わしている事業仕分け。あれ、何とかならんのかな?
元々削減目標は3兆円だったが、95兆円にまで膨れ上がった予算を、92兆円にすることに何の意味があるんだろう?
事業を仕分けて、ムダをなくすという目的には賛同するが、現状として効果的な仕分けになっていない。巷で言われるように魔女裁判的であり、公開されており透明ではあるものの、公正ではない気がする。
未来への負債を積み上げないようにすることが、唯一、国民の将来不安を和らげ、消費や子育てへのインセンティブになりうると思うのだが、今の事業仕分けにその機能は期待できない。
あんなに要らない事業があったのかという驚きと、まだまだ氷山の一角だという果てしなさを感じる。
やるなら10兆円規模でリストラする必要があるが、その方向性で考えると、見直さなければいけない事業の筆頭に、子ども手当が入るだろう。経済成長と福祉のどちらを優先するかは、タイミングと環境によるだろうが、現時点でいうと経済成長だろう。しかも、補助金ではなく規制緩和による舵取りが必要だと思う。
いずれにせよ、テレビで真剣に「仕分け」しているように見えるのも、全てポーズであり、ただの「事業仕分けごっこ」でしかない。少なくとも、現時点では。
仕分けている様子に騙されてはいけない。細かい事業を積み上げて500億円に到達しても全体予算の、たかが0.05%でしかないのだから。
2009年11月16日月曜日
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