2009年11月23日月曜日

原因と結果と評価

電車は不愉快なことが多い。乗客が、という事も大いにあるが、事業者としての意識に不健全なものを感じる事が多い。

女性専用車の目的は?その目的に対応した結果は?存続を決めるであろう評価は?結果を公表し評価を加えないと、大いなる社会実験に参加させられた我々への説明責任を果たしていないとは言えないのか?

同じく優先座席。こんな適当なやり方ではなく、ちゃんとした社会実験として、目的、実験方法、結果に考察を加えて公表して、改善を積み重ねてほしいものだ。

優先座席での携帯電話規制も不愉快だ。携帯の電波が実際的に人体に悪影響を及ぼすという実験結果を、私は寡聞にして聞かない。あり得ないくらい条件を歪めた上で20センチ程度まで近づけてようやく、というレベルだったと記憶している。万が一、甚大なる悪影響があるのなら、ユーザーのリテラシーに頼るのではなく、キャリアのメーカーへの仕様提示段階で、電波の改善かキルスイッチの設置を義務づけるべきだろう。何にせよ筋が違う。

とにかく鉄道事業者は、臭いものに蓋をするがごとく、少しでもクレームがつく可能性のある事には規制をかけ、思考停止に陥るのが常のようだ。

日本に蔓延する閉塞感を反映しているようで、気分が悪い。

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