2010年4月12日月曜日

イノベーションを起こす人

小飼弾さんのアゴラへの寄稿ブログでの名言。

『イノベーションを起こすのは、いつだって「明日を待てない素人」なのです。』

全くその通りだと思う。「イノベーションとは何か」は、よく議論されるが、その実態は漠として掴めない。様々な領域に見られる、今までにはないサービス、製品などで、既存のものと共存しながらも、ライフスタイルの変化を促す。

イノベーションと言えば、ホンダ カブ、ソニー ウォークマン、Apple iPhone、Amazon、Googleなどが、すぐに思い浮かぶ。これらの共通点を挙げ連ねていくと、大体上に挙げたざっくりした定義のようなものになる。

それらを作り上げた人たちの興味のベクトルがバラバラなので、当然、イノベーションは領域や手法に縛られることはなく、バラバラだ。一つだけ、明らかな共通点があるとすれば、そこにいる人々のメンタリティだろう。

イノベーションを打ち出せる人、イノベーティブなアイデアを具現化できる人は、間違いなく、明日が待ちきれない人だろう。そして、誰かが作ってくれるのを待つくらいなら、自分で何とかしちゃおうと考えているはずだ。Jリーグの元キャプテン川淵三郎は、「時期尚早と言う人は、百年経っても時期尚早と言う」と喝破する。

また、対象にする「何か」は、ビジネスベースで生まれるものではなく、本当に自分が欲しかったり、周りの人が欲しがってたりするもので、純粋にユーザーとして、欲しい、という場合が多いのではないか。つまり、その「何か」を作るという観点では、全くの素人と言ってよい。

そんな「明日が待てない素人」が、今日も世の中を変えていくかと思うと、すごくウキウキワクワクした気分になる。

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