2010年4月19日月曜日

ささやかなヤル気

小さなモチベーションに水をさす人は多い。今いる場所は、上から下までそんな人ばかりだから悲しくなることがある。

昔からそう。
発明考案をいっぱい書いて、それなりに評価される所まで持っていったら、直属の上司が「お前は一人で書いているからだろ」と。評価ポイントが、参加人数で割られるから、大勢で書いたものはポイントが低いと言うこと。それから、積極的に発明考案を出さなくなった。

留学制度があるから、米コロンビア大に不動産の証券化を勉強しに行こうと思った。もう10年近く前になるかも知れないが、自分の中では建設という事業領域は限界が見えていて、今後は土地、空間の開発にシフトしないといけないと思ってた。で、上司の一言。「お前は不動産屋になるつもりか」。

その後もモチベーションを下げられるような出来事がいっぱいあった。今思えば、自分の粘りが足りなかったかな、とも感じる。

最近でもいっぱいあって、自分が研究開発した訳でもないが、当社の技術をある賞に応募したら、ラッキーなことに栄誉ある賞を戴けた。立派な楯ももらえたので、砂を噛むような仕事ではあったが、全ての段取りをした自分としても少しは努力が報われた気がして、近くに座ってる中で一番偉い人(専務)に、ご覧になりますか?と聞くと、「いやー、興味ないんだよね」と一言。「きっと社長も興味ないと思うよ」と、余計な一言。

最近でも、また別の賞に応募しようと思ったら、主催者から若干の注意があり、推薦状を変更することになった。自分は、ハードルが高くても社外の人に頼んだ方が良いと主張したが、偉い人たちの会議の結果、安易な社内の人になったみたい。こんなやり方だと、不調に終わった時に後悔と言い訳しかできなくなるからやめた方が良いと思うが、世間や社内事情をよく知る賢人たちはそうではないらしい。

こういった、偉い人たちのささやかな行動、言動が、下々で働いている様々な人の努力を無にして、仕事に対するモチベーションを貶める。

なんか、そんな人ばかりになっちゃってるなー、この会社。

0 件のコメント:

コメントを投稿