2011年9月23日金曜日

力不足のWiMax

WiMaxはネットワークが弱過ぎる。回線選択において何よりも重要なのは、スピードではなく、エリアの広さだということを痛感している。

ここで言うエリアは、単に物理的なアンテナがカバーする範囲の事ではない。例えば大雨の時など、大気の状態が不安定な時でも安定して繋がる範囲の事である。

とにかくWiMaxは田舎にいくと使えない。特に地方に行くと酷い。

本当に使いたい時に使えないという事は、すごくストレスがあるし、その回線に対する不信感と諦めを増大する。ソフトバンクなんか相手にならないくらい繋がらないWiMaxは、正直、常用に値するネットワークではない。昔のように回線や機器のご機嫌をうかがいながら使うモノであって、そういった事に喜びを覚える人が使うべき代物なのだろう。

スピードも思ったより出ないし、よく回線が切断される。また、複数機器で使うと、無線LANの暗号が混乱してしまい、すぐに繋がらなくなってしまう。

インフラサービスは後発企業が一定の地位を確保するのは難しい。特にドコモのように、緊密なネットワークをすでに整備している競合がいる場合はなおさらだろう。WiMaxの場合は普及に当たって複数企業がフランチャイズ的にを展開しているが、サービスや展開方法が固まってないモノに対して、あまり適した方法とも思えない。誰が、WiMaxのアンテナに責任を持つのかが曖昧、もしくは消費者に伝わりにくいからだ。つまり、誰に文句を言えば、アンテナを増強してもらえるのか、だ。

このままだとWiMaxは、高い潜在能力を持ちながらも、その本領を発揮し切れないニッチなネットワークに終わってしまう可能性もあるだろう。

逆転の施策を練る時期にきている。

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