2012年1月11日水曜日

ガッカリさせられるモバイルSuica

前にも一度書いた事があるが、モバイルSuicaのシステムが全くいけてない。何をどう勘違いしたら、こんなシステムになるのかが分からない。

日常の足として使うSuicaは、特に不満もない。ただ、モバイルSuicaとして携帯電話を活用する意味はあまりない。別にカードでいい。

何がモバイルSuicaを特徴づけているかというと、特急券ぐらいだろうか?

これを特徴づけようとすることが、モバイルSuicaを、このような使えないシステムに貶めてしまったように思える。

なぜなら、モバイルSuica特急券でできる事は、JR東海のエクスプレスカードでも実現できるからだ。つまり、カードで全然問題ない。しかも、同じモバイルSuicaを使っても、JR東海の方が扱いやすい。あえて、モバイルSuicaを使う意味を作り出そうとして、失敗したのではないか。

使いにくさと言えば、数え上げたらキリがないが、まず予約時。どちらのサイトも使いやすいとは言えないが、とりわけ酷いのはJR東日本だ。多少は慣れの問題もあるかもしれないが、とにかくサイトナビゲーションが最低だ。

そして、改札時。JR東日本は一回ずつチケットをダウンロードしなければならない。そのダウンロードに要する時間、最短で2分。だいたい、改札を前にして、何やら携帯電話を操作しなければならないなんて、ナンセンスだろう。事前にダウンロードしておけば、という声もありそうだが、チケットレスにする理由の一つはギリギリまで変更できる事だったりする。JR東海はその点何もする必要はない。たとえ、エクスプレスカードではなく、モバイルSuicaを使っていたとしても。

そしてJR東日本は、改札時、何も出てこない。これは、システム化したメリットのようにも思えるのだが、手元に座席番号がないので、結構困る。そして、プラットホームにも、座席案内するような機械はない。JR東日本からリマインドメールも来るのだが、そこにも記載はない。なので、ホームの上でも携帯電話をいじくり、自分の座席番号を探す事になる。バカバカしい。

乗車すると検札はない。これは、良い事かも知れないが、その他の不便さに比べるとけし粒ほどの小ささで、別にどうと言う事はない。検札手間が減って嬉しいのは、乗客ではなく乗務員だ。

つまり、モバイルSuicaは極端に事業者目線に立ったもので、顧客の事を考えて作ったものではないと言う事だろう。結果として、顧客にとっていらない機能を過剰に追求し、必要な機能を蔑ろにすることで、乗務員の手間を省く事には成功している。

ついでに、今乗っている「はやぶさ」もいけてない。シートが立ち過ぎてるし、何より薄過ぎる。後ろの人がシートポケットに本を入れるのが分かるほどに薄い。足下空間を3センチ縮めてもいいので、シートの質を上げるべきだっただろう。

どうなってるんだ、JR東日本。

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