2012年2月10日金曜日

何が類似サービスと違うのか?

スマートフォンの普及に伴い、GPSを利用したローカル検索が増えている。ローカル情報を出しているサイトは意外に多いので、マッシュアップすると割と簡単にできるというのが一つの理由だろう。また、手元に自由度の高いインターネット端末が存在する事も大きい。

メッケは、スマートフォンが出るずいぶん前からローカル検索について考えてきた結果としてのサービスなので、最近流行のローカル検索とはひと味もふた味も違う。

一般的にローカル検索のニーズは確実にあると思うが、一方でインフラ的なサービスである事から他のサービスよりも継続性というか、より日常的に使ってもらう必要がある。つまり、用意したステージをコンプリートされれば終わりとか、チェックインのようにその行為に飽きてしまえばおしまいというものではないし、クーポンだけが行動のトリガーであるというのも違うと思う。現在ローンチされているサービスの多くは、日常的に使うための仕掛けがほとんどなく、単にお店が見つかれば良いというような立ち位置でしかないように思える。

重要なのは、お店が見つかる事だが、それは、お店がサービスを利用しているかどうかが分かる事でもある。それも検索した後で分かるのではなく分かった上で検索する、という行動を支援する必要があるように思う。つまり「見つける」のではなく「見つかる」ようにする事。そして「見つかる」事をユーザーの意思を尊重しながらも、サービス側でしっかりと意味付けをして、適切に「見つかる」ようにする事が大事なんだと思っている。

単に「見つける」ことではなく「見つかる」ようにするためには、たぶん、ネット上にあるデータをマッシュアップするだけではダメだろう。それではリアルとの接続点が弱すぎる気がする。ネットの情報を手元に持ち出す事はできても、その情報がリアルとどのように結びついているのか、そして、そこにどのような行動の意思を繋ぎ込んでいくのかの設計が大事になる。

メッケでは、そういった事を念頭に置いて、サービス設計をしている。つまり、「リアルとの接続点」と「行動の意思決定に関する補助線」を提供する事が、メッケのねらいだ。

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