2012年9月5日水曜日

文翔館@山形

山形に行った。以前、青森に行ったのとは全く違う印象で、非常にクリーンで拓けた都市だった。まあ、日本全国どこに行っても、活気がある場合は、東北で言うと仙台や山形のようなクリーンで拓けた印象、活気がない場合は、青森のような区画整備だけが進んで無機質で寂れた印象を感じる。

文翔館という、旧県庁舎および県会議事堂の建物に行った。1916年竣工なので、もうすぐ100年を迎えようとしている。100年という時の長さを感じさせるに十分な威容を保っている。現在は山形県郷土館として、当時の内外装を復原して見せている。



ボランティアガイドの方に案内してもらい、館内を見て回った。漆喰の天井細工が細かく、非常に印象的だった。県庁舎として使う中で、内装を変え、什器を変えてきたが、庁舎としての利用を終え、国の重要文化財指定を受けるとともに復原をスタートし、10年に及ぶ工事の末、元の姿を取り戻した。



札幌時計台に続く、日本で二番目に古い時計台を持つ煉瓦造の建物だが、表面は石を貼って仕上げているので、表から見ても煉瓦造だとは分からない。中から見ると煉瓦造だと理解でき、また、工事半ばで窯が変わった事を思わせる、色の変化が見て取れる。







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