2009年5月15日金曜日

商品の中の同一性

Cnetブログの中に、最近のヒット商品はデザインやコンセプトに統一感のあるものが多く、創作容易を認めない意匠法的にデザイナは苦しんでいるんじゃないか、というエントリがありました。

自動車の世界を見ても、今までデザイン的な統一感を持たなかったのは日本企業を含めたアジア勢ぐらいで、中身にオリジナリティのある商品を持つ企業は、認知を高めるために積極的に統一感を出していたと思います。

人は、親近感のあるものを認めやすい傾向があり、全く新しいモノを受け入れるのは時間がかかります。

商品のイノベーションに必要なのは、技術とコンセプトだと思いますが、その両者にデザインを加えて、3つの要素で考えていく必要があります。その全てが新しいと、人はついて行くことができません。少なくとも一つ、できれば二つは連続性を意識して開発するべきだと思います。

特に、イノベーティブな商品であればあるほど、デザインの世界感を統一してあげる作業は欠かせないものになるでしょう。

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