2011年2月14日月曜日

「ついで」の重要性

何でも「ついで・ながら・おまけ」が大事だと思っている。こういった形で、何かにプラスして得られる価値も、付加価値って言っちゃっていいのかな?

(大企業の研究開発などで)よく使われる付加価値って、お客さまが掛けるコストに対応する価値の事を、一般的には指すように思う。つまり、計画的に織り込まれた価値。プライスに対する価値。もう少し厳密に言うと、(プライス-コスト)に置き換えられる価値が付加価値だと言われる。

先に書いた「ついで・ながら・おまけ」って、(プライス-コスト)で換算できるような定量的かつ客観的な価値なんだろうか?存在自体がおまけのような「雑貨」なんて、ある人にとっては大きな価値があるが、大多数の人にとっては「無」価値だ。

そんなモノがもたらす不確実な価値を付加価値と呼んで良いのかは分からないが、いずれにせよ、誰かにとっての価値にはなっている。

企業は、大きくなればなるほど、計算された価値しか認められなくなるが、実は、不確実で定性的で主観的な価値にこそ意味があるようにも思える。

そのように考えると、付加価値はかなり伸び縮みするもので、伸びしろを持っている商品ほど飛躍の可能性があるとも言える。つまり、計画された価値を超える価値を、ある意味偶然に得られる仕掛けこそが重要だと思う。

計画された偶然は、「ついで・ながら・おまけ」といった仕掛けから生まれる。

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