2011年10月12日水曜日

スモールライト

東京の地下鉄を使ってると、時に非常に中途半端な動きをする人がいる。例えば、乗車する時のタイミングが遅かったり、人の流れに乗らずに少し抵抗してみたりして。

こういう人は大抵、ドア脇のスペースが好きか、すぐ降りるかなのだが、少し不愉快に感じる。

クルマのスモールライトは何のためにあるか、と良く似た議論になると思うのだが、自分の事だけを考えると、スモールライトは必要ない。つまり、自分にとっては、計器や道路が見やすいか否かの二元論でしかないので、ライトも点けるか消すかの二つのパターンがあればいいはずだ。

それでもスモールライトが必要な理由は明白で、他車に自車の存在を気づいてもらうためだ。

ウィンカーもそうだが、クルマの場合、自分のためというよりは周りの人のための装置がいっぱい付けられている。それは、周りに配慮する事が結果的に自分の利益になるためだからだ。

クルマの運転は、不特定多数に囲まれた環境で、どのように行動するべきかを端的に教えてくれる。

要点は3つだけだ。ルールを守る事、流れに乗る事、周りに気づいてもらう事。

東京を始めとする都市圏の満員電車での行動原則も、この3つに集約される。もう少し領域を拡大して、社会生活も同じ原則を適用する事ができるだろう。

生きていくためには、スモールライトが必要だ。

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