2012年6月6日水曜日

ドラフトという言葉を理解しない人たち

複数の人で資料を同時作成する時、資料のストーリーが伝わる途中段階で、関係者と共有する事にしている。資料の重複や過不足を防ぐためだ。

目的から言うと、絵コンテレベルの段階がベストだと思うが、重要な所は、もう少し作り込んでから共有する。もちろん資料としては中途半端で、テキストは推敲前、グラフィックも未完成、それらのレイアウトなんてあったもんじゃない。

こういった時に、往々にしているのが、ストーリーそのものには口を挟まず、テキストやグラフィックの完成度にケチをつけてくる人だ。

渡す時に、どんなに丁寧に、これはストーリーを見てもらいたい資料であって、細部はこれからだ、と伝えてもダメらしい。

実はこういったやり取りができない事が、結果的に生産性を落とし、事前に仕様を詰めきれない要因になっていると思われる。なぜなら、個人的に完成度の高い資料を期日のギリギリになって共有した所で、ストーリーは変えられないし、穴は埋められないし、新たなパーツを組み込む事もできないからだ。

これは、前エントリーの儲からない理由ともリンクするが、結局、完成品を見ないと判断できない想像力の弱さが根本原因なのかも知れない。

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