2012年6月22日金曜日

テストと本番の違い

もうすぐ始まる本番に向けて、順次テストを繰り返している。問題山積だが、徐々にその全貌を見せつつある。

その中で困るのが、テストの仕様と本番の仕様を混同する人が多いことだ。

つまり、テストの段階で使うかもしれない機能を、あたかも本番でも必要不可欠であるかのように大騒ぎし、意味なく開発のプライオリティを上げ、結果として提供先に機能を誤解させたり、開発スピードを鈍化させたりする。

どこに軸足を置くかで随分と考え方が変わりそうだが、そういった人は間違ったお客さま視点で物事を判断している場合が多い。

提供される側は、安く多くの機能が使えて、なおかつ、運用時の面倒まで見てくれるのであれば、それに対して抗う必要も理由もないだろう。

つまり提供する側のポリシーや仕分けだけが、機能の実装における意思決定要因と言える。そういったことの軸が明確になっていないまま提供先と話をすると、『場当たり的なお客さま視点』という間違った判断基準の罠に引っかかってしまう。

ポリシーを明確にした上で、テストと本番をしっかり分け、提供先が混乱しないような機能構成を、なるべく早い段階で提示する必要があるのだろう。

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