2009年10月12日月曜日

いつからスタートしてもよい

先日、とある方を訪ねて甲府の白州にいった。その方は父の知り合いで、会社を経営されていたのだが、リタイヤ後、田舎へと居を移されたらしい。本当は複雑な訳もあるのだろうが、ここでは割愛させていただき、今現在の姿について、紹介させてもらおうと思う。

彼は現在、78歳である。
自分の父親よりも5歳年上で、十分に高齢者と言える年齢だろう。ただ、その時にいた私も含めて4名の内で、間違いなく一番エネルギッシュで行動的だと感じた。

田舎に居を移したのが、70歳を過ぎた頃だと言うから、普通に考えると余生をゆっくりと過ごすためかとも思える。しかし、その行動はそう言った事を感じさせない。

家庭菜園程度なら驚かないが、小麦を作り、大豆を作り、果樹を育て、味噌を作り、ワインを作る。そして、セラーを作り、井戸を掘り、池を作り、今また、石窯とワサビ田を計画中とのこと。

構想力と行動力が半端じゃない。
やってみたいとは思っても、行動に移せる人は少ないだろう。ただただスゴい!と感じた。

この方のお宅にお邪魔する前に、柳生博が主宰する八ヶ岳倶楽部にも行ってみた。こちらもスゴい!全く期待せずに訪れたのだが、その構想力、行動力に感嘆した。

どちらにも共通するのは、物事を始めるのに遅すぎる事は決してない、ということ。つまり、いつから始めても良く、裏を返せば「思い立ったが吉日」という事だろう。

とにかく、やりたい事に一途にまっすぐ拘って進む事が、人生を楽しむコツなんだろう、と感じた。また、周りのヒトたちの様子を見聞きすると、ヒトに巻き込まれて行く事も、人生の幅を広げる事になるステキな出来事なんだろう。

こうやって、巻き込み、巻き込まれながら、それを楽しめる人生が理想だ。人生にムダはないが、有限だ。この事を意識した生き方をしたい。


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