2009年10月26日月曜日

無になるしかない

最近の通勤経路では、東京のヒトの多さ、人口集中、インフラの不備などを、ついつい考えてしまう。それほどまでに、東京における通勤行為は殺人的だ。

毎日通るJR区間は短いものの、日本有数の混雑地帯だ。少し前の週刊ダイヤモンドで「JRの秘密」という特集があった。そこには乗降客数ベスト20が一覧表として載っていた。自分が利用する品川〜浜松町間だけでなく、東京までがベスト20にランキングされていた。

品川(7)
田町(20)
浜松町(18)
新橋(8)
有楽町(17)
東京(6)

大阪(4)、京都(15)、名古屋(13)などの大都市圏は、中心地のみがランキングされているに留まり、東京圏の人口集中度は、極限に達しているとも言える。

1~3位を独占する山手線西側の、新宿、池袋、渋谷もスゴイが、品川から東京間のヒトの壁にも唖然とする。特に、些細なトラブルでダイヤに不調が発生した時は、ほとんど殺人列車だ。背の低い女性などは息苦しいだろうし、最悪だろう。

そんな中でヒトは何ができるかと言えば、誰にも迷惑をかけない形では何もできない。もう、無になるしかない。

何も考えず、何もしない。
こんな所から人間性を破壊されていきそうで怖い。実際、不機嫌なヒトが多い。こんな人生も不本意だ。何とか環境を変えなければ。このハードな通勤は続けられないし、続ける意味が分からない。

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