2009年10月19日月曜日

独立自尊

福澤諭吉の教えに「修身要領」というものがある。個人、夫婦を基本とし、その上に家族、社会、国家、世界があるという考え方が述べられているそうだ。また、忠孝の教えは省かれ、道徳は時代とともに変化すると、新しいモラルのあり方を示しているらしい。

この「基本は個人」という考え方が、「独立自尊」「国を支えて国に頼まず」のベースになっている。この考え方は、自らの理想とする生き方を深く考察していくと、自然と到達するモノであるとも思える。

自分自身も、深く悩み見出した一つのコンセプトは「自立利他」だった。決して同じ深さの思索をしているとは思わないが、理想の形に「独立」「自立」と似たキーワードを挙げているのは嬉しかった。

もちろん福澤諭吉は、自分が到達している境地に他の人も辿り着けるよう、道標としてのキーワードを示してくれたのに対して、自分は自分の辿り着きたい境地を示したもので、位置づけは全く違う。

ただ、自分の志向する方向が決して間違ってなかったことを確認でき、大きな安心感を得た気がした。

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