2009年10月14日水曜日

日本人が親切でない理由は

先日、電車で席を譲っている若者がいた。曰く、次の駅で降りるので、どうぞ。譲られた初老の女性は、私も次の駅で……と座ることはなかった。

この若者は次も席を譲るかもしれないが、少しの躊躇を覚える事は間違いないだろう。こういった事の積み重ねが、人から優しさを奪っていくのではないかな。

確かに老人と言うには少し若かった気もする。まだまだ若いと考え、年寄り扱いされることに憤慨するのではなく、甘んじて好意を受ける度量の広さを見せるのが年長者の対応だと、私は考える。

自分の満足や感情と同等以上に、全体系としての社会の成熟を考えるべき年齢の人々の民度の低さは、この国を滅ぼす一因になるだろう。結局、親切を受け慣れてないことが、不親切(親切にできない事)の主原因じゃないか、と推測するに至った。

皆さん、他人の親切は甘んじて受けるべし。そこでは、ブライドも独自の価値観も不要であり、ただ感謝すべし。そして、恐れることなく、他人に優しくすべし。

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