2010年1月22日金曜日

最後までスッキリとはいかず

昨日で、3ヶ月通った経営戦略講座が終わった。色んな戦略スキルを実際のケースを題材に学んだが、最後まで使いこなせなかった。

本で読んでいるとはいえ素人が、たかが3ヶ月で何とかなると思う方がおかしいが、最後ぐらいはスッキリと、確からしい解を導き出したかった。

いつも、クリティカルな何かの視点が抜けて、導いた答えとは違う方向が確からしく感じる。講義の最後に、実際の顛末を聞くと、少しやりきれない気分になる。経営者には向いてないのか、単に修行が足りないだけか分からないが、モヤモヤと霧が頭の中にたちこめてくる。

経営戦略そのものが、極めて属人的で経験がモノをいう世界であり、明解な体系化ができていない。と言うよりは、体系化され形式知化されている部分以上に、運用や経験で導かれる部分が多いと言うべきか。

そして、経営に正解はないと言うのも、もう一つの真実として存在する。事の顛末を聞いても、それがベストの解かどうかは、判断のしようもないので、しょうがない。ゼネコンが常に言い訳として使う「一品生産」なんだから、再現性のある経営なんてあり得ない。

だからこそ、再現性がないからこそ、何とか確からしい答えを導き出すために、経営戦略論がある。これは、人生をより良く生きるためにも熟達する必要があると思う。しかし、難しい。

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