2010年1月27日水曜日

目的の見直し

現所属の性格上、今後「来る」であろう技術トレンドを追いかけることが多い。ゼネコンビジネスの枠組みで考えると、なかなか商品として単独で売れるものはないので、自社内で使うものか、お客さまの施設に提案として盛り込む技術になる。

お客さまに提案する、という活動をビジネスのコアとしていることもあり、同業他社比較が非常なプライオリティで行われる。やれ、K社はどうだとか、T社に負けるなとか、そういった評価が重要らしい。

いきおい、自社内で使う技術やシステム、メソッドについても同様の評価軸で考えられることになる。結果として、企業の活動の全てが、同業他社比較で行われる。これが請負業のDNAなんだろう。

一旦、同業他社を見てしまうと、途端に目的が変質し、本質的に意味のある活動から乖離していくことになる。気づいた時は、「何でこんな事してるの?」という様なこともままある。

主体的に活動を選ぶ、逆に言えば、積極的に捨てる力を持たない会社は、不本意ながら流され続けることになりがちだろう。そんな時に大事なのは、目的を見直し、変えていく勇気だが、それすらも無いと最悪だ。

なんだか、目的を見失った仕事ばかりのような気がする。

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