2010年7月9日金曜日

5-why@kozchi

トヨタ式として挙げられる問題解決手法に5-whyというものがある。正式名称は知らないが、5回「なぜ」を追及すると、根本原因に辿り着ける、というものだ。

こう言った手法は、本を読めばいくらでも出てくるが、実は実践はすごく難しい。SWOTやブルーオーシャン戦略マップも、実際に使ってみようとすると、すぐに挫折することになる。

その理由は、対象物への理解や定義が足りないからだと思う。本に書かれている内容を読むと、ボンヤリした対象物の輪郭をクッキリさせることができるように感じるが、この対象物のボンヤリさが問題だ。

全く外形も見えていないものをSWOTにかけても、何も出てこない。ブルーオーシャンにしても、その対象物の構成要素が明確でないと、削る、減らす、増やす、付け加えるの各行為が意味を持たなくなってしまう。

これまでKozchiを題材にいくつかトライしてきたが、今回は5-whyを実践してみた。お題は、「Kozchiは何を問題と捉え、どのように解決しようとしているか? 」である。以下のようにざっくりまとめてみた。

自分の頭を整理する分には有用で、次にするべきタスクや検討課題が明確になって良いと思う。ただし、一人で「なぜ?なぜ?」とやっても、なかなか発想の飛躍は得られない事が分かった。当たり前か。

(問題)
 ・初めての場所で適切なお店を見つけられない
 ・なじみの場所でフレッシュな情報を得られない
(解決の方向性)
 ・どんな場所でも自分の望む店を素早く、簡単に見つけだせる
(解決策)
 ・お店を繋いで、情報のパスを作り、目の前の人を誘導する
  ・Connecting the Shops/Customers
(具体策)
■ 簡単、便利なサービスになる(機能を絞る)
  ・PC/WWWを使わない
  ・目の前のお客さんに向けたサービスとして提供する
 ■ ニーズをしっかり把握する
  ・物販店でも使えるサービスにする
  ・街歩き用サービスとして確立する
 ■ 面倒な仕組みがない
  ・メンテナンスは最小限にする
  ・登録情報は最小限にする
  ・分かりやすい使い方を提示する
 ■ 利用者/シーンを明確にする
  ・利用シーンを絞る
  ・利用者を明確にイメージする
 ■ 営業は最小限にする
  ・営業せずにすむスタイルを目指す
 ■ 費用対効果を明確にする
  ・費用も効果も透明化する
  ・最安価格を目指す
  ・反応率を捕足する

以上

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