2010年7月2日金曜日

成果と期待

成果が出ているときだけ期待するのは間違っている。成果が出ていない時こそ、信じて、勇気付けてあげなければ。成果を出すのに、ショートスパンで見てはダメだ。ロングレンジで、期間を区切ってジッと見守る、そんな姿勢も大事だろう。

岡田ジャパンを見て、そんな事を思ったが、このスタンスは正しいのだろうか?

W杯直前の試合では、周りにポジティブな印象を与えるパフォーマンスは見られなかった。それ以前の試合でも、際立って将来を期待させる結果を作り出せてきてはいない。

そのような中でもグッと堪え、成果とすべきタイミングでのパフォーマンスを期待する、と言うのが周りにいる人の持つべきメンタリティなんだろうか?

それはすなわち、W杯で考えると、4年間を丸ごと預け、最終結果だけでそのプロセスの全てを評価する、と言う事になる。代表監督は基本的に勝っても負けても、目標とする大会が終了すれば退任する。評価はボーナスと名声ぐらいだろう。

これだと、監督選出が決定的に大事になるので、誘致合戦で契約金の高騰だけを生むことになり、うまくない。

だとしたら、一つひとつの結果に一喜一憂するべきなんだろうか?

これも、毎度々々W杯決勝トーナメントのような環境だと、新しいチャレンジはできないし、戦術としては守備的になる一方だろうから、得策とは言えない。

では、どうしたら良いか?

やはり、対象期間を幾つかに分割して、その時点までの目標と成果の比較をする、いわゆるMBOしかないかも知れない。ゴールと、そこに至るまでの個別目標/プロセスを可視化して、評価する事になる。

にしても、外から見て個別の目標やプロセスが理解できる訳もないので、結局、外野は一喜一憂せざるを得ないんだな~。

要は、内部でゴールや期間ごとの個別目標/プロセスなどがシッカリ共有されていて、外野の騒音に負けない事が大事だ。

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