日本の銀行はサービスのスピードがすごく遅いと思う。海外の銀行を使ったことがないので、本当のところは分からないが。
最近、様々な用件で銀行に行くことある。大体の場合は、2時間位は見ておかないとヒドい目に会う。携帯ショップも同じだが、サービスの内容とリソースの関係が極めてアンバランスで、かつ、見直しが掛かってない気がする。
それにしてもスローすぎる。普通に考えれば、1時間で済む作業には1週間、1日で済む作業には1ヵ月掛かる。とても、国際競争力があるとは思えない。
そのうち誰にも相手にされなくなるんじゃないかと思う反面、これは時間と金のある高齢者を前提にしたサービスなのか、とも感じる。今後、高齢者比率が高まってくると、これぐらいスローなサービスでないと、消費のマジョリティに到達できないのかも、なんて思ったり。
スローでも高コストでも高品質であれば許された時代はとっくの昔に終わり、今は十分な品質をより早くより安く提供しなければいけないはずだ。
でも、日本企業の凝り固まったビジネスに対する意識は、まだまだ変わりそうにない。そしてプアなサービスに必要以上の時間・コストを投入して、日常に汲々としながら人生が終わる。
この負のループから抜け出す策を皆で考えないと、日本はただ「生きる」事のみを目的化した国になってしまう。いや、それすら怪しい。明治維新が西洋文明を参考にしたように、海外の文化・思想に活路を見出すしかないんじゃないかな。
2010年7月5日月曜日
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