2010年11月15日月曜日

AppleTVとExilim

ITmediaで二つの記事を見た。我彼の差に愕然とした。

一つは、AppleがiTunes Storeに映画をラインナップして、AppleTVを発表した記事。

これは日本のコンテンツ流通が確実に変わる大きな一歩だと思う。iPadの利用価値も上がり、Apple式エコシステムは増々豊穣になっていく。そして使いやすいんだからしょうがない。

日本のベンダーも文句があるなら同じような仕組みを作り上げるべきだろう。特にソニーはPS3/PSPを持っているし、映画や音楽のコンテンツ供給会社も持っている。ソニーが始めれば、みんな乗るのに、やらないのは国の利益に反する。もっと気合い入れてやらんかい、という感じ。コンテンツからハードから仕組みから何から何まで、アメリカに持っていかれるぞ、という危機感を感じる。

でも、使う。だって、旧AppleTVを持ってるからね。このままだとAppleには当分勝てそうにない。個人的にも、AppleTV、Macbook、MacbookAir、iPhone3G、iPhone4、iPodnanoを現時点で持っているし、親にもiPadをプレゼントしてみた。完全にエコシステムに取り込まれている。

もう一つが、CASIOのEXILIMの新製品情報。

良く分からんが、HDRアートとかマルチ超解像とかが目玉らしい。おいおい、何考えているんだ。こういった本質的じゃない、オモチャ機能に力を入れるのはやめろ。Appleは世界を変えようとしているし、世界は変わろうとしているのに、なぜ日本のベンダーは小手先の技術で誤摩化そうとしているんだろう。もう、いい加減にして欲しい。

そろそろ気付かないとダメだよ。小手先の目新しい技術を作った所で、誰にも何にも響かない、ということを。世界を変える本質を、シンプルに攻める以外に道はないんだ。もう回り道している時間はないよ。

日本の社会、企業のたこ壷化は、来る所まで来た。きっと本質への議論は、目新しさがなかったり、社内的に評価される取り組みじゃなかったりして、経営層がGOを出さないんだろうな。もう、全てをひっくり返さないと、日本はダメだな。

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