2012年8月24日金曜日

デジャヴ、ミッション:8ミニッツそしてバックトゥザフューチャーシリーズ

タイムトラベル系とでも言えばいいのか、割と好きなジャンル。あまり未来的になり過ぎない方が、どちらかと言えば好みかな。この三つの作品はタイムトラベルできる時間/場所が違う。

言わずと知れたバックトゥザフューチャーシリーズでは時間は自由に選べるが、場所は変えられない。8ミニッツはタイトル通り、ある時間から8分間だけ遡れるが、場所は設定された一点のみ。デジャヴは現在から4日と6時間前の一点だけだが、場所はある意味では自由だ。

いずれも時間を超越するという意味では同じだが、飛べる時間と場所の制約がストーリーの方向性を決めている。そして、それぞれの制約を生み出す要因は共通なのは面白い。

過去を修正するために命をかける。正確に言うと、現在につながる過去の原因を追求すべく試行錯誤する中で、修正せざるを得ない状況に陥る。自分の存在だったり、綺麗な女の人だったり。

時間も場所も自由自在なドラえもんとは違い、制約が葛藤を生み、パラレルワールドに住み着く事を選択する。

タイムトラベルの共通点は、実現には莫大なエネルギーが必要だという事。バックトゥザフューチャーは核燃料や高効率バイオ燃料、8ミニッツとデジャヴでは系統電力をつかっているが、デマンドバランスを崩すほどの大電力だ。

タイムトラベルは、未来や過去を見てみたいという普遍的な欲求とそれに伴うパラドクスをテーマとして作られるが、そこにはいつも想像力を掻き立てる何かがある。読めるようで、読めない展開が面白い。

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