2012年8月31日金曜日

団塊世代

やっぱり人口のボリュームゾーンは、何かと得だ。これは誰が何と言おうと間違いない事実だろう。

生まれた時からちやほやされ、成長に合わせて経済が発展し、自分達に合わせた商品やサービスが開発される。その陰には、その他の世代の犠牲がある事も忘れてはいけない。現在59歳の方が、退職後1年間年金が出ない事を嘆いていたが、その後の世代からすれば幸せな悩みだろう。

そんな感覚を持ちながら、団塊世代向けのサービスを考えてしまうのもまた皮肉だ。彼らは恵まれているからケアする必要は無いんじゃないか、と感じながらも市場ボリュームに魅力を感じてしまう。逆に、若い世代にはしっかりしたサービスを提供したいと思いつつも、市場ボリュームが小さいので二の足を踏んでしまう。

そういった状況が続き、どんどん介護市場に魅力が増しているのだが、去り行く人のために未来ある人の貴重な知恵と時間と労力が費やされる事は少し違うんじゃないかとも感じる。良い解決策は無いものだろうか?

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