2012年8月1日水曜日

意味のあるシンプル

「Think Simple」と言う本を読んでいる。

とにかく物事をシンプル化する事がイノベーションの近道だ。と言う事を理解する人は多いが、実践できている企業はほとんどない、とのこと。

色々サービスを考えていく中で、シンプルには意味のあるものとないものがある事に気がついた。つまり、何を目的にシンプルにするのか、と言う事だ。

例えばプレゼン資料でも、シンプルなものの方が伝わりやすいと分かってても、つい情報を盛り込みすぎてしまう。逆にシンプルを追求し過ぎて、単なる簡素な資料になってしまう事もよくある。

どのようにシンプルにしていくかの方向性を持つ事が大事で、伝えたい内容を明確にした上で枝葉のメッセージを削ぎ落とす事が、シンプル化だろう。

Jobsがやっていたシンプル化って、こう言う事で、目的に向かってシャープに削り出す作業だったんだな、と感じる。

これは、その商品なりサービスができない事を明確にする事でもあるから、普通の大企業には真似できない。競合製品はできて、自社製品にはできない事があることを認めなければいけないのだから。

だからこそシンプル化には力があり、競合が生まれにくいんだろう。

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