2010年3月3日水曜日

広告の本質とは

広告の本質について、考察している記事があった。一読して感じたのは、 当たり前だろう、という事だ。

でも、当たり前と思えるこんな記事を書かなければいけないほど、世の中の考え方は当たり前じゃない方向を向いているのかもしれない。

曰く「広告の目的は基本的に売上につなげる事であり、消費者を喜ばせることではない。売上につなげるために消費者を喜ばせる、というロジックでなければお金を出す側としては納得できないだろう。」

そりゃそうだ。別に取り立てて言うまでもないような気がする。

短期的な目的であれ、長期的な目的であれ、最終的に売上に結びつかないと、カネをドブに捨てるようなものだ。一つ違和感があるのは、「少なくとも、近い将来の販売促進につながらない限り、広告費を喜んで使おうとする経営者はいないのである。」という結論だ。筆者が力を入れて説明しているブランディングは、長期的な目的にカテゴライズされると思うので、別に近い将来の販売促進につながらなくても良い、という言い方はできるだろう。

広告の目的は販売促進か否か、という議論をしたいみたいだが、この分類は意味がない。意味があるのは、その手法と効果を期待する期間の関係だろう。例えばテレビCMなどは、どちらかというと効果を期待する期間は長く、ブランド構築の軸を持っていることが多い。一方で、インターネット広告は、短期的効果を狙って、見てすぐ購買行動に結びつくことが求められる場合が多い。

そのように考えると、効果を期待する期間以外にも提供する商品・サービスの属性や主な販売方法などが、手法を決める要因になるだろう。

元ネタがしょぼいので、結論がイマイチ。
結局、広告は顧客となりうる人・企業に対して企業・商品・サービスのプレゼンスを高める行為であって、その時間的・空間的な影響範囲における利益の中で帳尻が合う様なコストで運用されるもの、という一般的な結論になる。

0 件のコメント:

コメントを投稿