2010年3月24日水曜日

散髪して、思い出した

昔から、自分の髪型を指示するのは苦手だった。取り立てて真似したい有名人がいる訳でもなかった。どうせ、その日はキレイにセットされたとしても、次の日からはセルフメイドになる訳で、その手間も面倒だったし、スキルを磨こうという気持ちもなかった。

そんな自分が散髪に臨む時、期待するのは一つだけだ。それは、美容師さんから見て、良いと思う、似合っている髪型にしてくれ、というだけである。そこに主観は必要ないと思うし、自分の姿を見るのは所詮他人なんだから、他人から見て、印象が良ければ何でも良い。

そう考えると、服装もきっとそうだろう。昨日、シャツとネクタイを買ったが、もう少し店員さんの意見を聞いても良かったかと、反省している。

人は、主観と客観の融合、または、ほど良い妥協点を探っている。そのためには、自分の意見に加えて、サービス提供側の「多くの情報に触れた上に培われる」提案が必要だろう。

ネットのサービスも同様だ。使う人が、気持ちよく使えれば、何でも良いはず。何かしらサービスを考える時は、もちろん自分の主観がベースになっているが、どこかで脱却しなければいけないのだろう。

動機は「こんなサービスがあったら(自分は)良いな、便利だな」という事だが、形が見えてきて、公開する段になるころには、「このサービスを使ったユーザーには、どんな新しい世界・体験が待っているか」を語れなければいけない。

果たしてKozchiは、今、その過渡期にあるといって良い。今後、より深く、その客観的な価値に磨きをかけていく必要性を感じる。

お客さまにより良い提案をするために。

0 件のコメント:

コメントを投稿