2010年5月17日月曜日

iPhoneで便利、ではダメ

ネット環境の進化で、世の中が急速に変化してきている。ほんの1〜2年前とは使えるサービスの量、種類が大きく変わっているのに、時々驚くことがある。iPhoneを使っているとますますそうで、日々アプリやサービスがリリースされ、僕たちに新しい視点を提供してくれる。

グローバルサービスの足がかりとして、iPhoneのプラットホームは非常に魅力的だが、それだけで良い訳でもない。特に、わが国の場合は、iPhoneユーザーのネットサービス利用ユーザーに占める割合は微々たるもので、iPhoneだけで使えることは、それだけターゲットを極端に狭める事につながる。また、iPhoneを喜んで使う人は、いわゆるイノベーターからアーリーアダプターに属する人だろうから、そこで受け入れられたところで、マスに到達する保証はない。実際にはほとんど誰も到達できてないように感じる。少し前のRemember the milkや最近のTwitterにしても。

社会を本当の意味で変えるのは、iPhoneユーザーに象徴される属性の人々ではなく、いわゆるガラケーを使い続けている大多数の人たちだろうと思う。

もっともシンプルな携帯電話が持つ、もっともベーシックな機能は、通話とメールだ。つまり、携帯電話を使ったサービスを考えるなら、面白さだけじゃなくてインフラ的普及を目指すなら、使える機能は通話かメールしかない。

大きな反響を呼んでいるiPadの発売が間近に迫った今、ネットサービスを開発・展開しようと目論む人にとって見れば、iPhoneを無視するのは難しいのかも知れない。でも、あえてiPhone対応に大きな力を注がない事が、今後の継続的発展につながる気がしてならない。

「iPhoneで使ってもらえれば便利、楽しい」では人々はついていけないと、ヘビーiPhoneユーザーの自分は考えている。

個人的にはiPadより次期iPhoneに期待している。ソフトバンクの契約更新月を1ヶ月間から2ヶ月間に延長したのも、次期iPhoneを見越した施策だろう。発売は8月かな?自分のiPhoneもそろそろ2年を迎える。。。

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