2010年6月9日水曜日

ベクトルを合わせる

最近耳にした中で一番グッときた、というか目からウロコだったのが、助言業というビジネスだ。

助言業って、要はコンサルなんだと思うが、あえて「助言業」と分ける意味も必要もある、多くの示唆に富むビジネスだと感じた。

基本行動は、1.クライアントの意向を把握する、2.意向を分析して、手持ちの打ち手の中で適切なモノを選択し、提案する、となる。そして、報酬としてフィーをもらう。この流れは一般的なコンサルと同じだろう。

違いは、提案するという仕事を請け負うのではなく、提案の先にあるクライアントの実行が一つのゴールだと言う事。そして報酬は、提案に対してではなく、クライアントが得た便益に対して発生すると言う事だろうか。

つまり、いくら提案してもクライアントが納得して、実行してくれなければ一銭にもならない。そして、クライアントの便益または利益が高まらないと、自分の成績も上がらない。どれだけクライアントに寄り添えるか、が勝負になる。

人は本音と建前を使い分ける。どこに本音があって、本当はどうしたいのかを理解しなければならない。互いのベクトルを合わせる作業を繰り返しながら信頼関係を醸成し、長期継続関係をどうやって作り上げて行くかに注力する必要があるだろう。

これからは、こういったクライアントに寄り添い、ベクトルを合わせて、クライアントの便益・利益を最大化させることを目的としたビジネスに注目が集まるだろう。

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