2010年10月4日月曜日

低レベルコミュニケーション

ある夏の暑い日。

マクドナルドでバニラシェイクを注文した。レジの後ろで別の店員が耳打ちする。「バニラシェイクは切れてるよ」と。そして店員は「すいません。バニラシェイクは切れてます。」と私に伝え、私は少しメニューを目で追いながら「何シェイクならあるんですか?」と聞いた。すると、「すいません。シェイクは切れてるんです。」と店員。

最初から「シェイクが切れてる」と言うべきだろう。バニラが切れてれば、全てが切れてるというのがお店の常識なのかもしれないが、世間の常識ではない。

別にこんな些細なことで怒る訳ではないが、あまりにコミュニケーションのレベルが低いので、がっかりした。何だろう?想像力が足りないのか、言われたことに機械的に反応しているだけなのか。

日本人の良さは、ムラ社会とも揶揄される強固なコミュニティをバックボーンにした、一を聞いて十を知る呼吸感のはずだが、それすらも劣化してるとなると、もはやユーザビリティの高い商品開発は困難だろう。

マクドナルドの一人のバイトから想像を膨らませすぎかもしれないが、人としての劣化は着実に進行していると思う。それはすなわち、国としての劣化であり、国際競争力の低下につながる。

2 件のコメント:

  1. 幼少の頃から自ら考える機会を与えられていなければ、想像力も培われないので、問われたこと以上のことを回答するという発想は生まれないんじゃないでしょうか?
    社会で揉まれれば、そういう技術も身につくかも知れませんが。

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  2. あまり人のことは言えないかもしれませんが、思考が停止しているという状態を認識していない人が多いような気がしますね。。。

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