2011年1月21日金曜日

ステッカーの効果

マチカドサーチエンジンは、ステッカーを使ったサービスだ。たぶん、ステッカーをビジネスのメインアイテムに据えているのは、セコム以来じゃないかと思う。


テレビ広告やかなり前のWeb広告は、認知力だけが広告の力だった。今、広告は認知させるだけではダメで、購買行動など企業が求める行動を消費者がおこさせるまでが役割になっている。消費行動理論のAIDMAで言うと、以前はせいぜいA(ttention)からI(nterest)ぐらいまでだったが、現在のWeb広告は最後のA(ction)までを求められている。最近はAISASなんていう言葉もあるので、S(hare)まで面倒を見る必要があるのかもしれない。

デジタル情報はトラッキングが可能なので、ActionやShareまでの厳密な広告効果が求められるが、テレビに代表されるアナログ情報は相変わらずAttentionからInterestまで、欲張って言えばDesireまでしか相手にできない。

マチカドサーチエンジンはWebサービスだが、そのアプローチは極めてアナログ的だ。

Web上で認知されようが、街角で認知されなければ意味が無いサービスなので、あえてステッカーを使ったアナログ認知方法を取っている。うまく浸透すれば、他のどんなサービスよりも、施設(お店)の近くにいる、もっともお客さんになる確率の高い人にアプローチできるハズなのだが、そこまでの道のりが長い。。。

いつもマチカドサーチエンジンの未来を夢想している。

日本中のあらゆる街角に、施設に、お店にステッカーが貼られており、皆がそれが何であるかを理解している。初めての場所も通いなれた道も変わらず、自分の周りに何があるのかが分かる。街に訪れた人は、自分が行きたい所、買いたいものを簡単に見つけられ、一方で偶然の出会いを楽しむ事ができるようになる。

街は、それ自体がWeb化し、お店は互いに影響し合う。お客さんに対して適切な情報を提供しつづけることで、その場所に対するロイヤルティが醸成される。街は真の意味で有機的な生命体のようになり、共存共栄のコミュニティとなる。

利益は最大化され、また、適切に配分される。小さなお店でも生き残れるようになり、大きなお店も集客に貢献する事で地域での存在意義が高まる。

旧来の商店街といった枠組は、マチカドサーチエンジンの中では関係なく、シームレスに日本中が大きなコミュニティとして、お店や人を包み込んで、全ての主体がその主体なりの最大級の幸せを享受する事ができる。

マチカドサーチエンジンが創り出す未来はそんな感じで、全ての人にやさしく、全てのお店にやさしく、大きなコミュニティとして理想的な相互依存の形が実現できると信じている。

そんな未来への第一歩は、施設やお店や利用者への認知を進める事だ。
前途多難ではあるけれど、やるしかない!

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