2011年1月24日月曜日

明るい未来

「Keep Crazy;shi3zの日記」で「#givemac 全国の小中学生、高校生の諸君!欲しいという人に一番安いMacBookAirを一台あげます」という企画が行われ、結果が先日「#givemac 全国の小中高生の中から、この方にMacBookAirを進呈します」という形公開された。

最近流行の伊達直人に乗って、shi3zさんなりの慈善活動として小中高生に向けて発信された企画。小論文を自分の好きな形式で作成し、自由な形で応募するというもの。テーマは以下の6題から選択で、いずれもコンピューティングの未来と不可分な深遠なテーマ。

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A・2030年に人類の生活はどう変わっているか
B・コンピュータが社会の幸福に貢献できるとすればどのようにしてそうなのか
C・コンピュータのまだ誰もやってないアッと驚く活用方法
D・正義とはなにか?
E・人類の幸福とはなにか?
F・あなたはコンピュータをどのように活用していきたいのか
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優勝者は自分の想いを自作のプログラムによって暗号化した論文を提出していた。その発想力に驚いた。

自分の想いを小論文で提出せよという制限の中で、文章力以外で自分の技術力や熱意を伝えるのって難しいと思う。しかし、文章力だけの勝負かと言えばそうではなくて、あくまでもコンピューティングの未来に対する想いが重要になる。それを上手く盛り込み、さらに、ある種のサプライズを込めようという遊び心が素晴らしいと感じた。

また、他の受賞者もそれぞれに、その人なりの考えをその人なりの提出方法で応募しており、それぞれに非常に良く書けており、考えさせられるものがあった。

何より驚くのは、15〜6歳の彼らが書く、論文の完成度だ。少なくとも自分がその時代に、このような文章を書けた記憶は無い。もっと稚拙で日和見で妥協的で情けない文章しか書けなかっただろう。

彼らのような、積極的で主体的で、かつ才能にあふれた若者がいるのなら、日本の未来は明るいだろう。大人の役目は、彼らの邪魔をしないことだと思う。

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