2011年1月28日金曜日

ハッピーセット

マクドナルドのCMの話。一番最新のハッピーセットのおもちゃはスポンジ・ボブをフィーチャーしたものだ。

吸うとスポンジ・ボブがしゃべるストローだったり、置くとしゃべり出すコップだったりする。そのCMだが、少し疑問を感じる。

最近はマクドナルドも随分とイメージが良くなった。昔は肉の質を疑われたり、ムダに店舗を増やしたり、衛生的にかなり怪しい店舗だったりと、言ってみれば、安かろう悪かろうの典型企業だったように思う。

社長が替わってからは、ラインナップを整理したり、料金を分かりやすくしたり、新機軸を打ち出したりして、商品を明確化してきた。加えて、店舗を効率化して、キレイにして、減らす事で、運営をクリアにしてきた。相変わらずの油臭さはやむを得ないとして、決して安かろう悪かろうではない、高成長企業というようにイメージを高めてきたように思う。

そこで件のCMだが、良かったのだろうか?子供に優しいというイメージが壊れていくようにも思えるが。。。スポンジ・ボブを見た事が無い人には、あのCMの異様にハイな子供たちの意味が分からないと思う。

ハッピーセットのメインターゲットは、スポンジ・ボブを見た事のある子供とその親だとは思うが、マクドナルドのターゲットは、そこだけではないはずで、ハッピーセットのCMを目にする人もスポンジ・ボブを知っている人だけではないはずだ。

一か八かの勝負をかけるような企業ならば、インパクト狙いであのようなCMもあり得ると思うが、既に全国民が認知している外食企業であり、今更インパクトでお客さんを増やす必要の無い企業である以上、不必要に不安を煽るCMなんじゃないかと懸念する。

昔々、ユニクロがまだ大きくなかった頃、関西のおばちゃんが二人で、返品可能な事をアピールするベタベタのCMに良く似ている。インパクト勝負。

まあ、スポンジ・ボブをキャラクターとしてフィーチャーした以上、こういったスタンスのCMしか作れないのかも知れないが、企業イメージを損なう可能性があるのであれば、スポンジ・ボブを取り上げた事自体が間違っていたのではないか、とも思える。

子供たちに人気のキャラクターであっても無分別に採用しない方がいいのではないか、と感じているが、どうなんだろう。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿