2011年4月15日金曜日

上と横

組織で議論をすると、前を向けない。いや、最初の取っ掛かりとして、担当者レベルで議論している間は、全員が前を向いて話をしているんだけど、組織の了解を得る段階で、前を向くことを忘れる。

最初は発散気味に、そのうちに正論に囚われつつ収束に。最後の段階で見ているのはいつも、上と横。特に真面目な会社ほど、第一段階が一番弱く、段階を経るごとに強くなる。

まぁ、つまらんよね。
どんどんトゲがなくなり、話が小さくなる。どんどん特徴が無くなって、あまり突出的なコトも盛り込めなくなる。どんどんつまらなくなって、どんどん興味が無くなる。

過度な責任を取らされないように提案を丸める議論が繰り返され、言質を取られないようにエンピツは舐め尽くされ、当初のコンセプトや勢いはどこへやら。

こんなプロセスから生まれる提案が、人の興味を引く、素晴らしいものになろうはずかないだろう。

東電に限らず、日本の大企業はどこも官僚だねー。

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