2011年5月13日金曜日

メルトダウン

とうとう東電が炉心溶融を認めた。微妙な言い回しではあるが。

この期に及んで「燃料棒が溶け落ちた状態を炉心溶融というなら、結構です。ただし、チャイナシンドロームのような状態を炉心溶融とするなら違います。」なんて、詭弁以外の何者でもない。炉心溶融=メルトダウンは、燃料棒が溶け落ちた状態以上の意味はないだろう。

そういった詭弁を使いたくなるぐらい、メルトダウンという言葉は重い。もう、原子力としては最も恐れるべき状況、すなわち原発が放射能を撒き散らすゴジラと化してしまった、と言えるのかも知れない。

ただ、こういった時だからこそ、より冷静に状況を見極めなければならないと思う。メルトダウンが起こった状況で、我々はどのように行動すれば良いのか、また、こういった事態に陥った国が国際社会からどのように見られていると理解すれば良いのかなどを、よくよく考えなければいけないだろう。

東電や原子力保安院やメディアの言う事を鵜呑みにしてはいけない。恐れすぎては行けないが、鈍感になりすぎてもダメだろう。正しい情報が欲しい

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