2011年5月27日金曜日

満員電車に乗る資格

満員電車は時間と空間の極端に制限されたシチュエーションなので、そこに参加する人間には一定のルールが必要だと思う。

狭く、暑く、苦しい時間、空間を共有する時に必要なのは、同じ環境の中で身を寄せ合っている人々への配慮だろう。

足を過度に広げたり投げ出したりは論外だが、荷物の配慮や素早く乗り込み、なるべく奥に進む事なども重要だ。また、座っているときは無闇に深く腰掛けず、肩同士がケンカにならないようにした方がよい。逆に立っているときは、入ってくる人の圧力に対抗する為に、吊り革を持ったり、ある程度は肩同士が支えになっていた方が良いと思う。

先日いたのは、立っている時に不必要に足を広げ、肩を押し当てると肩を逃す人がいた。これが一番困る。足下が不安定な上に上半身も圧力に対抗できないので、こちらの体勢は非常に不安定になる。こういった人って、自分の安定しか頭に無くて、周りにいる人はその平穏を脅かす外乱としか考えていないんだろうな、と感じる。

満員電車って難しい。日常なんだけど非日常で、個人としてはプライバシーが極端に制限された苦痛なシーンだ。自分を取り巻く環境の快適性を最大化するのか、最適化しつつ確保するのか、何も考えずに流されるのかで、大きく行動が変わる。皆が最適化しようと考えながら行動すれば、かなりましになると思うのだが、当然そういう訳にはいかない。

そんなこんなでカオスは続く。
こんなことを考えている自分は、逆に、満員電車に乗る資格がないんだろうなぁ。

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