2011年6月20日月曜日

マイクロインフォメーション

5年ほど前に「マイクロインフォメーション」というキーワードを、周りの人にしきりに語っていた記憶がある。

個人個人にとっては取るに足りない情報でも、多くが集まることで意味が出てくるハズ、という事を力説していた。

まだスマートフォンはカケラもなく、携帯は通信回戦としての活用方法が中心的だったし、得られたデータがどのように使われるのかといった、具体的で明らかに有用な利用シーンが描き切れずに頓挫した。

振り返ってみると今は、マイクロインフォメーションが極めて重要になっている。

世の中の取るに足りない情報は、全て誰かの役に立っている。例えば、誰かが上着を脱いだという情報であっても、周辺環境と合わせ考えると、場の雰囲気作りや空調設定に意味を与えるかも知れない。

近い内に、誰かが利用シーンを想定して収集する情報なんて無くなるんだろう。全ての情報は人を介さずにクラウドへ送られ、人属性を排した形で保管され、サービスに応じて活用されるようになると思う。

その時には、どんな情報がクラウドにあり、どんなサービスが提供されているのか。遠いようだか、もうすぐ近くに迫っている未来だろう。

5年後が楽しみだ。

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