2011年12月19日月曜日

Four Pockets

前回に引き続き、その当時に考えていた4つのポケットという事を少し振り返りたい。ここで言うポケットとは、収入源の事を指す。

ベースは先に書いたような三世代理論であって、サラリーマンポケットだけでは何とも物足りない。昔と違って、劇的な昇給のある時代ではないし、不動産価値がどんどん膨らむ時代でもない。そのような中で、三世代理論を成就するには、何らかサラリーマンではないポケットが必要になるだろう、という事。その頃にはNPOを立ち上げていた事もあり、営利/非営利という観点も重要と考えている。そういった中で、ポケットを4つと考えた。

1st Pocket:サラリーマン収入
これは非常に大きなベースだ。特殊な才能がある人を除いて、ほとんどの人にとって、好不況や運不運の影響が最小化された、一つの平準化された属性としてのサラリーマンは重要で、そこから得られる収入は、一定の安心感を与えてくれる。サラリーマンという属性だけを考えると、ベストな世界は大企業だろう。業種や職種に関係なく、大企業に属していることは一つの価値と考えられる。

2nd Pocket:会社経営
サラリーマンポケットだけでは物足りない前提に立つと、アドオンできる収入源は不可欠だ。そのために必要なのは、別の会社から収入を得るか、もしくは、今ある収入を殖やすかしかない。その一つの選択肢として、会社を経営する事を考えたりする。別の会社に雇われると労働協約的に問題があるが、サラリーマンとしての拘束時間外に自らをマネジメントするのは自由だ。いわゆる週末起業という形とも言える。

3rd Pocket:投資
2nd Pocketはともすれば金食い虫だ。夢に投資するようなモノなので、うまく行って、1st Pocketを凌駕するほどに成長すれば良いが、そうならない場合も多い。もう一方で、おカネは集まって殖える性質もある(もちろん、減る性質も併せ持つ)ので、何とか利殖に回したい。要は不労所得を増やすということだ。一発逆転を狙わないとすれば、投資は時間がキーファクターなので、早めに始める事が大事だろう。何を選ぶかは難しい。

4th Pocket:非営利
最後は、収入という面ではPocketとは言えないが、活動上のポートフォリオとして位置づけたい。法的な枠組みは別として、個人の満足度をそこから得られる収益で割ったものが、高いものを4th Pocketに位置付けているとも言える。

収入としては2と3に集約し、4を余力でできるようになれば、一つの理想型だ。その前に、1で完結していれば最高なんだけど。

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