2012年3月5日月曜日

学芸会に見るクリエイティビティ

先日、子供の学校で学芸会が開催された。学年に応じて演じるものは違うが、それぞれの成長をよく考えたものだと感じた。


1年生は古典的で完成されたストーリー、2年生はクラス毎に分かれてな古典作品を下敷きにした創作劇、3年生はソーラン節、4年生はクラス毎に分かれた自由創作劇、5・6年生は希望者による完成度の高い自由創作劇。その他にも演劇系の部活の発表と、なかなか楽しいものだった。


最初は同じ役割の人が何人も(例えばお姫様が5人ぐらい)出てきて、幼稚園のお遊戯の延長のようなものだったが、段々としっかりしてきて、2年生になると、題材は何かを参考にするものの、ストーリーを自由に組み立てて進める。決して整理されたストーリーではないが、その努力と皆で作り上げた感じが良かった。3年生になると、小学校の中堅でもあり、すっかり集団生活にも慣れて自分の事ができるようになっているので、ソーラン節のような団体演技が迫力たっぷりに魅せる。

子供たちの日々成長している事を実感して、自分の成長感の無さを反省するばかりだ。

高学年になるにつれて子供たちの創り込み部分が増えていく訳だが、何とか客を笑わせようとしたり、メッセージを分かりやすく伝えようとしたりと、工夫を凝らしている事が分かる。集団創作の中で、それぞれのクリエイティビティが発揮される時だ。恥ずかしがらず、どんどん新しい事、面白いと思える事にトライしてもらいたい。それが将来の役に立つ時がきっとくる。メンバーをまとめる力、新しい事を取り込む度量、皆を説得させる能力、物事に集中して取り組む経験、そういった事が少しずつ磨かれていくように思う。

もう少し後からでも遅くはないが、早めに身につけておくと何かと役に立つ。
子供たちの真剣に取り組む姿勢を見て、我が身を振り返る一日だった。

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