2012年3月9日金曜日

新しいiPad

「新しいiPad」が発表された。予定通りの内容で、さほど驚きもなかったように思うが、このiPadもまた爆発的に売れるんだろう。


面白かったのがネーミングで、世界中から、この先「新しいiPad」をどのように呼べばいいんだ、という論争がおこっているらしい。しかし、よく考えてみると、Appleの製品はJobsが返り咲いて以降は、意図的にナンバリングを捨ててきている。Macシリーズ、iPodシリーズはとっくの昔に単なる「新しい・・・」になっていて、それに対して呼び方が分からないという論争が起きた事はないように思う。発売時期の違いは「Late2010」「Mid2011」「Early2012」といった形で、おおよそ三分割され、付記されているが、それで何の問題もない。

iPhoneは、3Gに対応してインターネット端末としてグローバルに売り出すタイミングで、あえて「iPhone3G」とし、その後は、ナンバリングなんだか、なにかの意図的な商品名の一部なんだか明確にしないまま、「3GS」「4」「4S」と続いている。「4S」なんて発売直前に亡くなったJobsを忍んで「For Steve」か、と言われたぐらいで、ナンバリング以上の意味が含まれていると、常に考えられている。

iPad2も筐体に印字された商品名は「iPad」だが、あえて「2」とした理由は、「新しいiPad」との併売を考えての事かも知れない。iPhoneもそうだが、旧機種の併売を考えると、分かりやすいワードを後ろに付けておきたい気がする。その意味では、現行機種と旧機種の違いだけが分かればいいので、ナンバリングとする必要はなく、その時にフィーチャーした機能をベースにした名前にするのが合理的だろう。来年のiPadには何かが付く気がする。

筐体デザインが変わらない事も予想通りだ。外見の進化と内面の進化を1年毎に行うのが、Apple流なので、今回は内面の進化に絞ったということだ。その意味ではiPad2Sでもいいはずだが、「2」も「S」も付けなかった意味は、今回のバージョンが一つの完成型という事なのかも知れない。

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