2011年8月29日月曜日

日本の未来を選ぶプロセス

本当に国民を小馬鹿にしてるとしか思えない日本のリーダーを選ぶプロセス。完全に国民を無視して、一体誰のための政治なのかと問いたい。

国民が党を選び、党がリーダーを選ぶ。議院内閣制とはそういうものだが、日本独自の進化を遂げてしまったのだろうか。あまりに情けない。

国民の意思が反映された党という存在は、選挙の時に約束した形を失っている。自分は、そもそもマニュフェストに固執すべきではない、と考えているが、マニュフェストを変更していいのは、変更が事態の好転を促す場合に限りたい。最初に掲げた段階での検討が甘く、財源が確保できないから止めますなんて、ちょっと許せる形ではない。

(個人的には最初から支持してなかったが)党が当初の形から変わった時点で、元々の支持は反故になったと思っていいだろう。

にも関わらず、政権党は変わらない。政権党党首が持つ最大の権力である、衆議院解散権を行使しない限りは。つまり、政権与党が厚顔無恥であれば、衆議院任期の4年間は、政治と国民にコミュニケーションを取るタイミングはなく、しょうもない小競り合いと無意味な独裁が続く。

二年前に予測したとおり、小悪人を一年ずつ上がりポジションに追いやって、日本という国に無為な時間を過ごさせ、ただ破滅へと突き進むだけに成り下がった民主党に、一体何を期待したら良いのだろうか。

松下政経塾出身の野田氏は、政治が果たすべき役割を強く認識しているだろう。自分の利益のために寝技を弄する政治屋ではないとも思う。今までと変わらぬメンタリティの民主党議員を率いての船出には不安が残るが、長い目で見守りたい。野田氏には、少なくとも2年間は踏ん張って欲しい。

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